本日の一押しのお皿は、雷鳥!!です。
1匹丸ごとローストするのですが、本日は透明のパラフィン紙でラッピングし、香りを閉じ込めたまま焼き上げたお料理です。
胸肉とシュプレーム(ささみの部分)を盛り付けた写真です、キュイッス(モモの部分)は匂いが強くてお勧めではないそうです。。付け合せはドームをかたどったパイの中に、フランス産シャンピニオンのフリカッセ ソースポルトのアラクレーム、胸肉にはシュールージュを添え、サルミ風に血でリエした濃厚な赤ワインソースでお召し上がりです。
ワインはロベールアルノーの"ジュブレシャンベルタン"1級畑のレショーム1976年物です。
お肉の野生的な味わいに負けない円熟味があります,最初に香る甘いグロゼイユ、注意深く中に入り込むと、穏やかな土の香りを感じます、スーボワ(森の下草の香り)でも、秋の収穫を待ち疲れた土でもなく、耕されたばかりの若々しい黒い土の香です、子供時代遊んだ田舎の風景すら思い起こし、人生を振り返りながら飲むべきワインですね。
ソムリエ 藤永
H20.11.17 23:05